旨みが強く フルーティ 300年以上続く蔵元で、天然の蔵付き麹菌が醸す 甕仕込み酢
自然栽培のお米を原料に伝統的な製法でつくられています。天然の蔵付き麹菌、乳酸菌・酵母・酢酸菌の力を借りて甕(カメ)でじっくり、約550日かけて熟成されます。お酢独特のツーンとした香りではなく、ほんのり甘い日本酒のような香りとお米のもつフルーティな旨みがあり、身体に染み渡るような酸みを感じていただけます。
お酢に酸味だけでなく、旨味やコク、風味を感じたのは初めてかもしれません。ツーンとしてむせ返るということがなく、ふんわりとフルーティーな穀物を醸した香りと、旨味が広がります。本来の、本物のお酢とはこのようなものなのだと感動しました。このお酢を使ってしまったら、もう普通のお酢には戻れないかもしれません。
本来のお酢
お酢は、天然発酵菌が醸す自然の営みの中で造られていました。麹菌が原料を糖化し、それを酵母がアルコールに変える。そしてそのアルコールを、酢酸菌がお酢へと変化させる……。そのようなプロセスを経て、発酵の場である蔵の木桶や甕の中で、期間にして1年半以上。蔵に棲みつく麹菌や酵母、そして酢酸菌といった様々な微生物の力を借りてじっくりと造られていました。そんな中、誕生した「甕仕込み純米酢」は、安心して使っていただけるように、伝統製法により、原料に使われる米や菌、仕込みに使われる水にいたるまで徹底的にこだわりました。
こだわりの甕仕込み
庄分酢の蔵は、築250年ほどたった当時のままの建物。この素晴らしい環境の下で、長年木樽と甕の2種類の容器を使ってお酢作りをしています。仕込みに使う甕は、庄分酢に代々伝わる甕。半分ほど土に埋まっているのが特徴です。地上部分に日光が当たり平均的に温度が高くなることで、酵母が働き糖をアルコールに変える「アルコール発酵」が起こります。そして下の部分は地温の影響で15度くらいに保たれているため、下部に沈んできたアルコールを酢酸菌がお酢に変化させる酢酸発酵が行われます。甕の中の自然な対流を利用し、長い年月をかけて熟成させているのです。
水と環境
天然醗酵菌でお酢を仕込む上で大切なのは、水です。天然醗酵菌による発酵醸造に於いて、水道水はご法度。発酵のために働く菌たちが、塩素で殺菌されてしまうからです。どんなに高性能のろ過機を使ったとしても、塩素殺菌された水道水を使うわけには行きません。それほどに天然醗酵菌はデリケートなのです。交渉の末、近所のおいしいといわれる井戸水を汲んできて仕込むことになりました。
味の特徴と使い方
旨みの強いこちらのお酢は、素材とやさしく馴染み、包み込むような包容力の高さが特徴。サラダのドレッシングなど簡単なものでも、上品でフルーティな味わいに仕上がります。野菜・きのこのマリネや鶏肉と合わせてさっぱりした煮物にもおすすめです。 顔の見える生産者さんのお米を原料に天然醗酵菌だけで仕込んでいるため、安心してお使いいただけます。
製品概要
【内容量】500ml
【原材料】自然栽培米
【賞味期間】出荷日の時点で30〜360日の商品をお届けします。
【保存方法】常温
【製造者】庄分酢(福岡県大川市)
※150mlはメーカー終売となりました